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■ミミスイミングクラブ会員の皆さんへ
夏の思い出づくりは母の役割

 近頃、夏を過ぎても真っ白な肌をしている子どもをたくさん見かけます。そんな子どもたちを見るたびに、
「いったい、この子はどんな夏を過ごしたのだろう?」
と考えてしまいます。
 夏は子どもたちをひと回りもふた回りも成長させる季節なのに、日差しを思いきり浴びて遊ぶことをしなかった子どもたちにどんな思い出が残ったのだろうか、ととても心配になってしまうのです。
 なぜこのように考えるかといいますと、夏の思い出は大人になるための大切な財産になるからです。大人になってさまざまな出来事になつかしさを感じるのは、子ども時代の経験があってこそ。そこで培った力が、大人となったときにさまざまな場面で生きてきます。
 そして、これら思い出づくりの大切な役割を果たしているのが母親です。
 かつて私は、七夕というと前日の夜から夜露を集め、その水で墨をすって願いごとを書いていました。こうして夜露を集めるときから星へのお願いが始まっていると教えてくれたのは母でした。夢中になって昆虫採集をする私に、「セミの命は短いのに、こんなにとってしまうの?」と諭してくれたのも母です。私にいろんなことを伝えてくれた母の存在は、夏の思い出に欠かせません。つまり、母親の感性が私を育ててくれたのです。
 こうしたところから考えると、母親がアイデアマンであればあるほど、子どもたちの夏はとても有意義になっていくように思います。
 お母さん、この夏、お子さんと楽しいイベントはされたましたか?
 子どもたちの「楽しかった」という言葉を何回聞いたでしょう?
 この時期、ミミスイミングクラブでは毎年5日間の水泳教室を開催しています。ここでは水泳だけではなく、人として身につけておかなければならない「おはようございます」といったあいさつや、「お願いします」「ありがとうございました」といった礼節などの指導も意識して行なっています。その効果は参加した子どもたちの表情に現れ、初日と最終日では顔つきがまったく変わります。イキイキとしてくるのです。そんな子どもたちを見て、お母さんも笑顔になります。楽しそうに語りあう親子を見るたびに、子どもたちの夏に「水」は欠かせないアイテムなのだとつくづく感じます。同時に、ただ技術を教えるだけでなく、親子で思いきり楽しむ場を提供し、子どもたちが肉体的にも精神的にもたくましくなる機会でありたいと思うのです。

ミミスイミングクラブ 代表 木原光知子
(注:本文は8月のミミスイミングクラブ会員向けメッセージです)



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