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■ミミメッセージ
ロハスな生活のススメ

「温暖化が進むと水不足になる。飲む水がないのに、泳ぐ水があるだろうか」
 これは日本水泳連盟のキャッチフレーズです。この言葉の意味するところは説明するまでもありません。世界には飲料水すら不自由している人々がいるのに、私たちは競技としてまたは趣味として、日々たくさんの水を使って泳いでいます。その量はどのくらいになると思いますか? ミミスイミングクラブで1日に使用している水は、トラックにするとなんと2トントラック12台分です。生活水として使える水は地球上の水のわずか0.8%だそうですから、そこから考えると水泳は“とてもぜいたくなスポーツ”といえるでしょう。
 その「水」の恩恵にあずかり、私はこれまで生きてきました。「水」に健康にしていただき、「水」を仕事にして、いま、とても幸せです。だからこそ、これを還元していかなければいけないと強く感じています。人として借りたものは返すのが当たり前なら、「水」は私たちが自然から与えられた恵み。再び自然に帰すことが私たちに課せられた大切な役割だからです。
 かつて、私たちの回りにはたくさんの自然がありました。春は花々に囲まれ、夏には近所の川や海で真っ黒になるまで遊び、秋は紅葉していく山の景色を眺めながら、と、私たちは季節を目で、鼻で、肌で感じながら成長してきました。そして、冬はわずかな火で暖をとり、夏はあふれる汗を拭いながら風に涼を求めて勉強し、仕事をして、穀物や野菜、魚をはじめとした自然からの恵みを食して暮らしてきました。
 それがどうでしょう。文明の発達で、いまでは1年中快適な温度の中で生活ができるし、食卓には季節を問わず豊富な食材が並んでいます。街からは1日中明かりが消えることはありません。本当にむかしからは考えられない、便利な生活を送っています。しかし、その一方で、川や海は汚れて泳げなくなり、地球温暖化で日本の四季はかつてのような鮮やかさをなくしました。また、魚は養殖となり、駆け回っていた鳥はブロイラーになって弾力をなくし、トマトはビニールハウスでしっかり完熟され、かつてのようなおいしさはありません。  
 この原因は何か。私たちが送っている便利な生活が、自然を一つひとつ壊しているからです。
 私たちは無意識のうちに、少しずつ自然環境を破壊しています。たとえば、毎日使う台所洗剤。食器を洗うとその排水は私たちの台所から、川に、そしてやがて海へと流れます。その海で育った魚を私たちは口に運びます。たとえば、歯磨き。蛇口から出る水は1秒で約200cc。この水を流しっぱなしで歯を磨くと、わずか5秒で1リットルもの無駄な水を流すことになります。このほかにも、トイレを使えばたくさんの紙を使い、クルマに乗れば大量の排気ガスを排出します。こうしたことが環境破壊につながっているのです。このままでは、次の世代の子どもたちが大人になる頃、地球はどうなってしまうのでしょう。そのことを、いま、私たち大人は真剣に考えなければいけません。
 そこで私がおすすめしたいのが「ロハスな生活」です。
 ロハスとは、「Lifestyles of Health And Sustainability」の頭文字をとったもので、“環境への負担をなるべく少なくしながら、健康な生活を送りましょう”という、こだわりをもったライフスタイルのことを指しています。むずかしく考えることはありません。たとえば、食器を洗う洗剤を考えてみる。スーパーには買い物袋を持参する。クルマはなるべく使わないで電車を利用したり、歩く。紙の使い過ぎをしない……。こんな小さなことから、ロハスな生活は始まっているのです。食べたものはどこから来て、捨てたゴミはどこへ行くか。そこを考えればいいのです。どれもこれも、私たち女性、そして母親が率先して始めたいことばかりだと思いませんか? 
 これを読んで、何かを感じてくれたら、ぜひ、いまから実行してください。 「水」に親しんでいる私たちから、自然環境を考えていきましょう。

ミミスイミングクラブ代表
木原光知子



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北海道オホーツクで農林産品を紹介しながらロハスな生活を考えています。宜しければ「ロハスな生活と北海道の産直品」をご覧ください。

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